[広報担当川口]
2025年07月06日
介護とデータ、ミスマッチに見えてそうでもない、というお話
こんにちは、広報担当の川口です。
とは言っても川口って誰?と思われるかと思うので、まずは簡単に自己紹介をさせて頂きます。
出身:東京都
年齢:30代後半
役職:うきよ訪問看護ステーションの代表をしています
趣味:写真撮影、音楽を聴く、旅、家族との時間
わりとよくある属性のどこにでもいる普通のおじさんではあります(笑
最近では少しずつ年齢を感じることが増えてきているので、なおのこと身体を大切にしなくてはなりません。
なにかひとつくらい写真がないと絵面が悪いので、最近とった写真でも乗っけておきましょう。
さて、そんな自己紹介はさておきですが、本日は介護保険のサービスについてのお話を一つ。
今自分には関係がない、と思っている皆さんも、必ずいつか関わることになるものなので、頭の片隅にとどめておくだけでも意味はあると思うのです。
さて、昨今ではずいぶんと聞くようになった「介護」という言葉ですが、これらのサービスは税金が投入され成り立っているサービスです。
またそこに従事する人たちのことを「エッセンシャルワーカー」ともいうようです。
エッセンシャルワーカーは「社会の機能を維持するために必要不可欠な仕事に携わる人々」のことを指すようですが、それだけ医療介護という業界が人間の人生にとって必要不可欠な業種である、ということでもあります。
Q:ちなみに皆さんは自分の周りにどのくらい介護サービスの対象となる方(65歳以上の後期高齢者)がいると思いますか?
@10人に1人
A5人に1人
Bそれより多い
すぐに回答が見えてしまうと面白くないので、先に少し与太話を。
東京には現在62の市区町村が存在しています。
我らうきよ訪問看護ステーションがあるのは東京都武蔵野市ですが、隣接地区(および近い地区)として三鷹市、西東京市、小金井市、調布市、府中市、杉並区などがあります。
人口で見た時に、「市」と「区」では実に1.5倍近く人口数が違うのです。
※基準となる市区は上記の武蔵野市、三鷹市、西東京市、小金井市、調布市、府中市、杉並区などを刺します
ところがところが、これまた本当に面白い話なのですが、
その人口数に対しての後期高齢者数の割合というものは非常に近いラインに落ち着くんですね。
年代別でみてみましょう
【男性】
60代:行政単位の総人口数の10%前後
70代:行政単位の総人口数の10%前後
80代:行政単位の総人口数の5%前後
90代:行政単位の総人口数の1%前後
【女性】
60代:行政単位の総人口数の10%前後
70代:行政単位の総人口数の10%前後
80代:行政単位の総人口数の8%前後
90代:行政単位の総人口数の3%前後
これが上記のどの市区町村でも同じような割合になるのです。
※誤差1〜2%程度
もちろん港区や新宿区などのエリアであれば数字に差は生まれてくると思いますが、
武蔵野市、三鷹市、西東京市、小金井市、調布市、府中市、杉並区などでこれだけ同じような数字になったのは、とても驚きですね。
そして、ここまでお読みいただいた方であればもうお気づきかもしれませんが、
男性の25%程度、女性の33%程度が後期高齢者である、という結果になるのです。
つまり
つまり
先ほどの問題の答えは以下の通りです
男性の4人に1人
女性の3人に1人
は65歳以上の後期高齢者ということになります。
これには本当に驚いてしまいますね。
こうした数字を計算していくと、介護サービスの担い手たる我々は、本当に多くの皆さまの人生に関わらせていただくのか、その責任の重さをひしひしと再認識するばかりです。
今日は少し真面目なお話。
たまにはこういう回も、ありでしょう?