2025年6月、東京都武蔵野市で開業するうきよ訪問看護ステーションの管理者を務める山下さんにインタビュー。
ご自身のこと、会社のこと、一緒に働くスタッフに向けた様々な想いをお伺いしました。




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本日はよろしくお願いいたします。
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よろしくお願いいたします。看護師の山下知春です。
出身は兵庫県の笹山という自然の豊かな田舎です(笑)

自己紹介って何を話せば良いんだろう…(笑)

好きなことは〜…なんだろう、難しいですね(笑)

えっと、食べることが好きです。
あとはいろんなところに出かけること。
あと…動物がすきです!

動物園なんかにも時々遊びに行きますね!
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動物の中ではどんな動物が好きなんですか?
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カンガルーが好きですね!
もちろん犬とか猫とか…なんでも好きですが(笑)

あと趣味みたいなものですが、料理も好きなのでたまにお料理をしたりパンを焼いてみたりしています(笑)

自己紹介、、、こんな感じで大丈夫でしょうか(笑)?
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もちろんです、有難うございます!
ちなみにお仕事以外のおやすみの日はどんな風に過ごされているんですか?
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そうですね…
疲れているときはとにかく寝ています(笑)

疲れてない日は友達と遊んでいることが多いです。
行ってみたかったところに出かけてみるとか、おいしいご飯を食べたり、とかでしょうか。

理想を言えば旅行に行きたいです。
いろいろ行きたいなと思っています。
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旅行がお好きなんですね!次はどこに行きたいなどお考えはありますか?
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沖縄!沖縄に行きたいです!
中学校の修学旅行で行ったきりなので仲の良い友達と改めて行きたいなと思ってます。
うきよは一週間の連続休暇制度とかもあるので、タイミングが合えば数日行きたいなと思っています(笑)
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ぜひ行ってください!
お話変わるのですが、山下さんはなぜ看護師を目指されたんでしょうか?
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えっとですね、実はそこまで立派な経緯があるわけではないんです(笑)
高校生の時に、学校の先生か看護師になるかで迷っていたんですが、友達や周囲の人たちとお話する中で、これから少子化も進んでいくし学校の先生よりも看護師のほうが活躍の幅が広いんではないか、と思い至り看護師を目指すことにしました。

あと自分が小学生の時に入院をした経験があり、その時にお世話をしてくれた看護師さんのすごく優しい印象が記憶に残っていたのも、目指す理由の一つになったと思います。

看護学校に入学してからは1年生、2年生と時間を過ごしていたのですが…
実はその頃は看護師になるのがすごく嫌でした!(笑)
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あら!そうなんですか!せっかく目指した道なのに何が嫌だったんでしょう?
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やっぱり勉強すればするほど「怖い!」という気持ちが膨らんでしまって…
命を預かったりすることもある看護師というお仕事の重さみたいなものに漠然と不安が大きくなっていたんだと思います(笑)
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確かに大変なお仕事ですもんね。どうやって乗り越えたんですか?
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実際に実習に行くようになって見方、とらえ方が変わってきたんだと思っています。
関わった患者さんから教えてもらえることもすごく多かったり、自分が行ったケアに対するリアクションみたいなものを直接言葉や態度で感じることができて、実感が伴ったんだと思います。

もちろん難しさは今でも感じ続けていますが、同じくらいこのお仕事の楽しさみたいなものを感じられるようになった気がします。
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たくさんお話いただいて有難うございます。
次に、山下さんが看護師になってからの経験の中で印象的なお話などあれば教えてもらえますでしょうか?
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看護師になって一年目の時なんですが、脳卒中で入院された患者さんと出会う機会がありました。
入院された直後は心も体も不安定な時期で非常に暴言も多く、排泄物を投げてしまうなど問題が目立つ方でした。

私以外の看護師たちもかかわり方に悩んでいたと思います。

そんな中で私が介入した際に、私が要領よく対応できなかったことに立腹されてしまいまして(苦笑)

ケアを行っている最中に

「だからあんたは何をやってもうまくできないのよ!!!!」

と激高されてしまったんです。

もうすごいショックでした(苦笑)
今だから笑って話せるようになりましたけど、当時はほんとにへこみました。
なんで自分がそこまで言われなきゃいけないんだろう、とか家に帰っても考えがぐるぐる頭の中をうず巻いてしまって…

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それはとてもきついですよね…
患者さんも心の不安や辛さがあるとはいえそこまできつい当たり方をされてしまうと…
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でも今思えば良い経験をさせてもらったなとも思うんです。
実際、怒られた後からナースコールへの対応スピードを上げたり、関わり方のひとつ一つを意識して丁寧にものにしたり、と自分なりの改善案をいくつも意識しました。

その甲斐あってなのか、次第にその患者さんも私に対しての態度が軟化していったのを覚えています。

「あなたが来てくれると安心するわ」

そう言ってもらえた時にはすごく救われた気持ちになりました。

その患者さんは回復期リハの病棟にいらしたのでそれから半年くらいのお付き合いをさせて頂きました。

退院時にも少しお話をさせて頂いたんですが、退院後はどんな風に過ごされるのかな、と少し不安に思ったことを覚えています。

今思えばあれが在宅に興味を持った入口だったのかもしれません。
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その頃の経験が今につながっているんですね。
では少しお話が変わるのですが、経験という意味で山下さんが今のご自分にとって大切にしたい、と思っているものを教えていただきたいです。
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なんでしょう…いろいろあるけれど…
うーん…

「友人と過ごす時間」、それと同じく「充実した仕事の時間」でしょうか。

友人といろんな場所に出かけたり、時間を共にすることが私にとっての楽しみで活力なんだと思います。
それと同じように人生の半分近くを占めるお仕事の時間も充実した時間であってほしいなと思っています。
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充実したお仕事の時間とはどんなイメージでしょうか?
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ギスギスした人間関係のない職場で、働く仲間が伸び伸びと働ける環境・時間が大切だなと思っています。

スタッフの皆に余裕がある状況・環境というものが回りまわって患者に対するより良いケアにつながるんじゃないかなと思っています。

実際今までも職場の人間関係には恵まれてきたと思っているんですが、それでも忙しい時期や皆の疲れがたまっている時などには職場内がギスギスした、ピリついた空気になっていたような気がしています。

だからこそお仕事の仕組みの部分であったり、仕事内容の仕分けであったり、効率化できる部分はしっかり効率化してスタッフの皆がお仕事に追われないで済む環境づくりができれば、それは充実したお仕事につながる環境なのではないかな、と思っています。
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有難うございます。
やっぱり管理者になる方はそうしたチームメイクの部分まで考えていてすごいです!
ちなみ山下さんは訪問看護の管理者は今回のうきよ訪問看護が初挑戦とのことですが、なぜ管理者に挑戦してみようと思ったのでしょうか。
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今までは当然管理者とか、ルールを作るような立場にはなったことがなかったんですが、職場のルールや環境づくりをしてみたい、という想いはありました。

ちょうど前職で働いていた訪問看護ステーションの管理者が私と同じく20代だったということもあり、自分もいつかチャレンジしてみたいな、と考える動機にはなっていたのですが、うきよ訪問看護でチャレンジができそうな環境にたまたま出会ったため、えいやっと管理者募集に手を挙げてみました(笑)
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目指してみたい管理者像があったんですね。
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そうですね。
お話を聞くことが上手な管理者さんで、スタッフともいろんなコミュニケーションをとりながら情報をまとめていく様子などはすごいな、と思っていました。

だからこそ年代も近い方が活躍する姿は、私にとって手を挙げる良い動機になったなと思っています。
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大きなチャレンジに手を挙げられる方って本当に少ないと思います。
すごいことだと思います。
管理者としてどんなステーションを目指していきたいと思っていますか?
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有難うございます(笑)
でも本当にそんなすごいことではなくて、まず手を挙げてみただけですから。

ステーションとして目指したい姿はいくつかあるんですが、患者様向けとスタッフ向けで一番大切にしたい部分をお伝えさせて頂ければ、と(笑)

患者様に向けて、という意味ではとにかく安心して信頼してもらえるステーションでありたいと思っています。
病院と違い常にお医者さんが近くにいるわけでもない、看護師が常駐しているわけでもない、そんな環境だからこそ関わる上で信頼を頂けることが一番の安心につながるのかな、と思います。

うきよの看護師さんは呼べばすぐ来てくれる。
こまったことがあれば相談に乗ってくれる。
話相手として今日の楽しいことや悲しいことも共感してくれる。
そうした安心を感じて頂くために患者様やそのご家族に寄り添えるような心の余裕をもったケアをしていきたいと思っています。
またそれに伴って、知識や技術の向上も決しておろそかにすることなく、自分の知識や経験が古くなっていないか、ということには意識をもって働いていける環境でありたいと思っています。

またスタッフの皆さんに対してはとにかく伸び伸びと働くことができる環境であってほしいなと思っています。
不安なことや、純粋な疑問などもいつでも気兼ねなく聞くことができる人間関係があり、誰かの疑問や不安に皆で答えを探し合えると良いなと思っています。

もちろん失敗をすることは誰しもあると思います。
でも失敗をしたくてしている人はいないです。

だからこそ失敗の揚げ足をとるのではなく、皆で原因を考え、どうすれば改善できるのかを考えられる職場にしたいと思います。
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働くスタッフや患者さんを本当に大切にしたい、という想いを感じます。
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人は千差万別なので、お仕事をしていく上で要領の良い人、そうではないけれど人一倍努力ができる人などいろんなタイプがいると思います。

そうした違いに差をつけるのではなく、良い部分、悪い部分をそれぞれが認めあって自分たちの向上に生かせる環境にしていきたい、そんな職場が好きだなと思います。
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本当にその通りだと思います。
では最後になりますが、これから始まるうきよ訪問看護ステーションの管理者として、今一緒に働く仲間、これから一緒に働くことになるかもしれない未来の仲間に向けて一言お願いいたします。
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まだ始まってない訪問看護ステーション、かつ私自身も初めてだらけの環境なので上手なことが言えず申し訳ないのですが…(苦笑)

皆さんが嫌な想いをする機会がなるべく少なく、楽しく働ける環境にしていきたいなと思っています。
そんな居場所に少しでも興味を持っていただける方にとって、きっと後悔をさせない職場にしていきますので、ぜひ私たちと一緒に働いてみてください。

もちろん見学やお話からも大歓迎です!
お仕事もプライベートもしっかり楽しめる、そんな環境で自分の人生をほんの少しでも楽しくしていけたらと思います!

本日は有難うございました!
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うきよ訪問看護リハビリステーション